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20代独身女性のシンプルライフ|少しでも心を楽にしたくて

2023年5月27日

20代独身女性がシンプルライフを始めた理由は、心を楽にしたくて。

20代独身女性のシンプルライフは丁寧な暮らしではなくて、親の介護でため息ばかりついていた心を少しでも楽にしたくて始めました。

医療従事者としての知識や経験から、実家の断捨離と終活を20代のうちに始めれば「将来、楽できる!」と今すぐ動き始めた理由を、実際のエピソードと共に解説していきます。

人の死を同世代よりも多く経験しているからこその気付きがあったとわかりました。

そんな私のシンプルライフの原点をお話していきます。

Naka.

20代独身女性のシンプルライフ|物を減らす実家とじぶんの断捨離

20代独身女性がシンプルライフを始めたキッカケは親の介護でした。

モノを捨てられない親を持つと将来大変なことになるーー医療従事者としての知識・経験が「今すぐ行動せよ」と背中を押したからですね。

親の介護をする可能性がある人は、知っておくと助かる話があるかも。

それではいってみましょう。

Naka.

20代の頃、親が倒れ介護スタート

シンプルライフの始まり。
シンプルライフの始まり。

夕方のオレンジが差し込む帰宅ラッシュの電車、汗ばむ肌に今年もこの季節がやってきたと溜息をついていた私のスマホに見知らぬ電話番号が表示されました。調べると、祖母の住まう県にある大病院だったのです。

「おばあちゃんのことかな」そう思って折り返した電話口の向こう、イライラした内科のドクターが言いました。あなたの母が倒れ救急搬送されたが大動脈解離が見つかった、緊急オペをしますかと。そのまま17時間におよぶ手術、半年の入院生活へと突入し、我が家の生活が一変します。

命は救えたものの治療の途中で「脳梗塞」を発症した母が、高次脳機能障害の影響で明るく活発な人から物静かで何もしたがらない人へーーこれが、くしくも20代独身女性のシンプルライフへと繋がりました。

高次脳機能障害とは、脳卒中などの病気や交通事故などで脳の一部を損傷したために、思考・記憶・行為・言語・注意などの脳機能の一部に障害が起きた状態をいいます。 外見からは分かりにくい障害であるために、周りの人から十分に理解を得ることが難しく誤解されてしまうことがあります。

高次脳機能障害 障害特性|ハートシティ東京 - 東京都福祉保健局

物があふれかえる実家で母転倒

ところで母は昔から物を捨てられない性格でしたが、それでも部屋が汚くなったらなんとか整える程度はしていました。

しかし高次脳機能障害によって片付けが今度こそできない状態になったのが大きな痛手。セール価格を見つければ迷わず買うため、あっという間にモノであふれかえり、自分で作りだした足の踏み場がないキッチンで転倒

のんびり屋の父は大丈夫なんとかなると言っていましたが、さすがに困った様子。今まで掃除をしてこなかったのもあり、どうしたらいいかわからない様子でもありました。

この状況を見て、これまでの経験が「今やらないと大変なことになる」と私の背中を押すことになります。

Naka.

物を減らす、それは将来の介護のため

物を減らすのは母が動き回る生活動線から優先し、ゆくゆくは将来の介護で必要なスペース確保をしようと目標を掲げて実家の断捨離をスタートしました。

というのも「モノがあり過ぎる家は介護が大変」と、医療現場で経験してきたからです。

介護用品は意外と大きい問題。
介護用品は意外と大きい問題。

介護用の手すりや介護用の電動ベッド、ポータブルトイレ、歩行器などはよくレンタルされる介護用品ですが、モノが大きいので置くスペースがないと導入できないのは意外と知られていない話。

家族に急きょ休みを取ってもらい急いで動線の掃除をしてもらう、居室を移してもらう等はよくある話です。

Naka.

さて私の実家のモノの多さはピカイチで、過去に引越し業者の人から「本当は何人家族ですか?」と呆れられ、緊急で応援を呼ばねばならなくなったほどです。

しかし両親は掃除ができません。となれば将来また何かで入院して重症化したとき部屋を片付けるのは私になるのはわかっていました。

それなら私の体が元気に動く今やっておけば将来の介護が楽になるのは間違いない、だから今のうちに断捨離やるぞ!と20代の私でもスイッチが入ったのです。

断捨離と遺品整理と終活と

遺品整理の経験者からもらったアドバイス。
遺品整理の経験者からもらったアドバイス。

これは遺品整理を専門業者に依頼した患者さんから頂戴した本当のアドバイスです。

実際に調べてみると遺品整理は「部屋の広さ、モノの多さ」によって相場は20万〜100万と知りました。

人が亡くなったら葬式や墓の出費があるのはボンヤリわかっていましたが、遺品整理も同じくらい高額と知ると「誰がそのお金を出すの?!」と今からショックに。

遺品整理の大変さの理由。
遺品整理の大変さの理由。

もし将来実家を片付けるなら、自分の家と実家、つまり2つの家を行き来して掃除することになりますよね。

たしかに時間や体力を使えば、最高100万の遺品整理の出費は回避できるかもしれません。しかし60代の自分にそんな体力が残されているのでしょうか

掃除をしている時に背骨の骨折や肩のケガをした患者さんを何名も担当してきただけに、若い時にやった方が良いのは明らかでした。

今日の自分が1番若い。
今日の自分が1番若い。

そんな気持ちで実家の断捨離を始めたわけですが、そこでふと気づいたのです。

私も動ける若いうちにやれば良いんだ。断捨離したら過ごしやすいキレイなお部屋になって、節約に繋がりそうだし、ムリせず終活になる

このようにして私は実家の断捨離を進めながら、自分の終活の断捨離もスタート。そして取り組むうちにシンプルが1番だなという考えに着地したのです。

20代独身女子のシンプルライフへ

そうして今もつづけている実家の断捨離は余白を生み出し、母も安全に歩けるようになりました。

またそんな私を横で見ていた父も少しずつ掃除をするように変わったため、昔よりもキレイな実家をキープし始めています。

昔はクローゼットから服があふれるマキシマリストな私でしたが、衣替え不要なミニマリストの数へ自然と落ち着きました。

まだまだ継続してる断捨離ですが、昔より心に余裕ができたなと感じています。不安のお掃除をしている感じですね。

Naka.

今でも実家と自分の断捨離を続ける理由は「将来のじぶんの心を楽にしたくて」に尽きます。

今からやれば将来の私が慌てず済むため、ズボラな私には、今から始めるちょっとずつが最高のペース。

実家の断捨離を20代から始めた理由は、親の介護をキッカケに遺品整理の費用を学び自分の最期も考えたから。そうして生き方を逆算していったら結果的にシンプルライフへ着地した、これが20代独身女子が断捨離を始めた理由です。

とてもシンプルですよね、丁寧な暮らしではなくズボラのために始めたのが私らしいです(笑)

Naka.

20代独身女性のシンプルライフとこれから

さて私は20代から30代になりましたが、実家の断捨離は今でもマイペースに続けています。

というのも断捨離と終活を先取りしても、実家があまりにも汚すぎてまだ終わらないため、ストレスにならない程度のマイペースですすめているからですね。

また医療従事者としての経験や知識、人生の大先輩たちからのアドバイスはとても参考になるため、ブログやTwitterで気付きを引き続きシェアしていこうと思っています。

知っていれば今やるべきことがシンプルにわかるんですよね。

そのため、Twitterではポチポチ呟いていきます。

Naka.

最後に。

これを読んでくださってるあなたへ、私のエピソードの何かがあなたへのヒントや背中を押せるtipsとなれたら幸いです。

また自分を大好きになれるシンプルライフを目指す日々の気づきを綴っているTwitterはこちら。気軽にフォローやリプしてください、あなたとお話したりシンプルライフを目指す仲間ができたらなと思っています。

それでは、最後までお読みくださり本当にありがとうございました。自分も一緒に始めてみようと思った人はぜひ一緒に頑張っていきましょう…!

シンプルライフ仲間さんと繋がりたい
  • この記事を書いた人
SimploverのNaka.

Naka.

『Shimplover』を運営する30代女性ミニマリスト。実家でのゆる介護とシンプルライフで気付いた幸せのコツやヒントを発信。

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